高齢者の賃貸入居は本当に難しい?―70代単身者の実例から見る「安心できる住まい」のつくり方
不動産・相続について勉強中の、ワンダーランドMAIMAIです。
高齢になっても、自分らしく安心して暮らせる住まいを選びたい——。
そう願う高齢者の方は少なくありません。
しかし、実際には年齢を理由に賃貸入居を断られるケースも多く、「高齢者の住まい探し」は深刻な社会課題の一つです。
今回は、弊社がサポートした70代後半の単身高齢者の実例をもとに、入居までの道のりと、安心して暮らせる環境づくりの工夫についてご紹介します。
1.高齢者の賃貸入居が難しい理由
高齢化が進む中で、「終の住処」として賃貸住宅を選ぶ高齢者の方は年々増えています。
しかし、実際には高齢者が新しく賃貸住宅を借りるのは決して簡単ではありません。
特に独居の高齢者の場合、賃貸の審査段階でつまずくことが少なくありません。
最大の理由は、オーナー様が「孤独死」や「急な入院・長期不在」といったリスクを懸念されるためです。
実際に過去には、入居者が室内で倒れ、そのまま発見が遅れてしまい、特殊清掃や家財処分が必要となったケースもあります。
そうした経験が、次の高齢者受け入れに慎重な判断をもたらすこともあります。
また、保証会社の審査に通らないことも、入居を難しくする一因です。
高齢になると収入が年金だけになることが多く、保証会社が「収入の安定性」に不安を感じる場合もあるのです。
2. 実例紹介:70代後半の方のケース
そうした中、弊社では70代後半の独居の方から賃貸住宅のご相談を受けました。
ご本人は資金的に大変しっかりしており、年金に加えて多額の預貯金もお持ちでした。
しかし、ご家族は遠方に住んでおり、連帯保証人にはなってもらえない状況。
入居先を探すにはいくつもの条件を乗り越える必要がありました。
私たちはまず、物件オーナー様に安心していただくための提案を複数行いました。
その一つが、敷金を通常より多く設定することです。
これは、突然の入院や予期せぬ退去があった場合にも、原状回復費用や室内整理費用に備えるための担保として機能します。
ご本人にもこの趣旨を丁寧にご説明したうえで、同意いただきました。
3. 見守りサービスの導入で孤独死リスクを軽減
高齢者の一人暮らしにおいて、オーナー様が最も懸念されるのが「孤独死」のリスクです。
そこで今回のケースでは、その不安を和らげるためにALSOKの見守りサービスを導入しました。
このサービスでは、室内の生活動作をセンサーで見守ることができます。
たとえば、トイレのドアにセンサーを取り付け、24時間以上開閉がない場合に異常と判断され、ALSOKに自動で通知が送られます。
その後、警備員が現地に駆けつけて安否確認を行う仕組みです。
ただし、見守りの方法は一つではありません。
警備会社やサービス内容によっては、電気ポットの使用状況やテレビ・照明のスイッチ操作、玄関の出入りなど、入居者の生活パターンに合わせた見守り方法を選ぶことも可能です。
センサーをどこに設置するかは、その人が「日常的に必ず使う場所」に応じて柔軟に設計されます。
機械的な監視ではなく、「見守りの質」を重視した対応ができるのも特徴です。
今回導入したのはALSOKのサービスですが、他にもセコムや日本郵便など、さまざまなサービスがあります。
また、ALSOKなどの民間サービスだけでなく、最近では自治体が提供するICT機器を活用した見守りサービスも注目されています。
例えば豊中市では、「ハローライト」という通信機能付きの電球をトイレや廊下に設置し、24時間以内に点灯が確認されない場合に異常を検知して連絡・訪問対応を行う仕組みがあります。
自治体によっては利用料が無料のところもあり、費用面でも導入しやすいのが特徴です。
費用や対応内容は会社ごとに異なりますので、入居者の希望や物件の環境、家族の関与状況などに応じて、最適な選択をすることが大切です。
こうした見守り体制の整備により、万が一の事態でも迅速な対応が可能になり、結果的に孤独死のリスク軽減だけでなく、オーナー様の精神的負担や物件への損害も最小限に抑えることができます。
特に近年は、高齢者の入居を前向きに受け入れるオーナー様ほど、こうしたリスク管理策を積極的に導入される傾向にあります。
4. 安心できる賃貸契約を目指して
このように、高齢者の賃貸入居は一筋縄ではいきませんが、リスクを見越して適切に備えることで、安心・納得のいく契約を実現することは可能です。
大切なのは、入居者・オーナー様・管理会社の三者が「信頼」と「情報」を共有し、それぞれの立場を理解し合いながら進めていくこと。
高齢であるという理由だけで入居を断られることのないよう、私たちは一つひとつの案件に真摯に向き合い、最適な提案をし続けています。
高齢の方の住まい探しでお悩みの方、または高齢者の入居に不安を感じるオーナー様は、ぜひ一度私たちにご相談ください。
不動産経営に関するご相談がある方や、不動産相続でお困りの方、賃貸物件をお探しの方も、お気軽にワンダーランドにご相談ください。
**********************************
今回のブログは不動産賃貸に関する内容でしたが、ワンダーランドでは不動産売買や相続に関するブログも掲載しております。
興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。
↓↓↓
MAIMAIのブログ(スタッフ紀本のブログ)
kumaさんblog(代表久保田のブログ)
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
・HP: https://www.720.co.jp/
https://www.720901.com/
・mail [email protected]
住所:大阪市浪速区敷津西1-1-25
Tel: 0120-720901(なにわくで一番)
Tel: 0120-720981(なにわくは一番)
Fax: 06-6643−3363
Fax: 06-6647-3363
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
関連した記事を読む
- 2026/06/02
- 2026/05/29
- 2026/05/29
- 2026/05/26
-
賃貸物件の「修繕積立」を考えたことがありますか~突発的な出費に慌てないための備え~2026/06/02 -
【後編】「家賃保証」という言葉に安心していませんか~入居者・売却・契約前に確認すべきこと~2026/05/29 -
【前編】「家賃保証」という言葉に安心していませんか~サブリースの仕組みとメリット、知っておきたい注意点~2026/05/29 -
【後編】滞納が起きたとき、オーナーはどう動くべきか~長期滞納の対処と事前の備え~2026/05/26 -
【前編】滞納が起きたとき、オーナーはどう動くべきか~仕組みと初動対応~2026/05/26 -
【後編】普通借家と定期借家、どちらで貸すべきか~大阪の市場特性と判断のポイント~2026/05/22


