入居者審査の本質とは?
〜支払能力と生活態度を正しく見極めるために〜
はじめに
不動産経営において、適切な入居者を選定することは、安定収益を支える最重要事項です。
一度、問題のある入居者を受け入れてしまうと、家賃滞納や近隣トラブル、最悪の場合は訴訟問題に発展しかねません。
そのリスクを未然に防ぐためには、**厳正かつ適正な「入居審査」**が不可欠です。
本日は、豊富な実務経験と法律・税務・不動産知識を持つ私、久保田 博が、
プロの目線から支払能力と生活態度の見極め方について、具体的にお伝えいたします。
1. 支払能力の見極め
支払能力を確認するには、単なる年収や勤務先情報だけで安心してはいけません。
以下の観点から「実態」をしっかりと把握することが重要です。
勤務先の安定性
→ 大手企業、官公庁、上場企業勤務者はリスクが低い傾向。ただし、契約社員や派遣社員の場合は注意が必要。
年収と家賃負担率
→ 家賃負担率は年収の25〜30%以内が理想。これを超える場合は支払遅延のリスクが高まります。
保証会社の審査結果
→ 保証会社の審査を通過しているかどうかも、大きな参考材料になります。ただし、保証会社も完璧ではないため、自社でも二重チェックを推奨します。
2. 生活態度の見極め
生活態度は、直接的な数値では測れないため、以下のポイントを「総合的」に判断します。
・申込時の対応態度
→ 質問に対する受け答えの誠実さ、提出書類のスピードや正確さを確認します。
・過去の居住履歴
→ 頻繁な転居歴がある場合、長期居住に不安がある可能性も。理由を丁寧にヒアリングします。
・身元保証人の質
→ 身元保証人が親族か、安定した職業に就いているかも重要なポイントです。
・内見時の態度や服装
→ だらしない態度や清潔感に欠ける印象があれば、生活マナーにも問題があるリスクを想定すべきです。
まとめ
入居審査は、書類の表面的な情報だけではなく、「人を見る目」が求められます。
これまで数千件以上の審査に関与してきた私の経験から申し上げますと、
✅【支払能力】と【生活態度】の両方に確信が持てる入居者のみを受け入れること
✅ 少しでも違和感があれば、慎重に再検討すること
これが安定した賃貸経営の王道です。
✅ 次回は「地域の賃貸相場を正確に把握し、「賃料を適正に設定する」ことも、空室対策に直結します。」について、お届けします。
引き続き、安心できる賃貸経営を一緒に築いていきましょう。
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
・HP: https://www.0120720901.com/
https://www.720901.com/
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・mail kuma@720901.com 久保田直通
・
住所:大阪市浪速区敷津西1-1-25
Tel: 0120-720901(なにわくで一番)
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久保田直通電話 06-7777-7001
Fax: 06-6643-3363
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大阪ミナミ 高島屋前の戎橋筋にあった、大阪市立精華幼稚園・精華小学校の出身です。現在エディオン。
なんばスケート場・なんばプール・千日ファミリープール、今あるマルイの地下にあった、ゲームセンター等を幼稚園の時から遊び場にし、小学生の時は、友達の雀球・アレンジボール、コインゲームセンター、雀荘などで遊び呆けて育ちました。
世間では、そんな風うに育てば、ろくな人では無いと思われるか知れませんが、門前の小僧みたいなもので、何をすれば駄目なのか、何をすれば良いのか、がわかるようになったように思います。
そんなこんなで今があります。
「戦争」「コロナ禍」「地震」「円安」「デフレ」。一体この不況はいつまで続くのでしょうか。多くの国民がこの暗いトンネルの出口を探そうとあえいでいます。
不動産業というのは、世間の人から客観的に見ても、「何か恐い」「騙される」「うそをつかれる」「ふっかけられる」等の先入観で判断されがちです。事実、我々不動産業者が同業者を見ても、「狐とタヌキの化かしあい」の様なところも事実あります。その様な部分を改善しょうともせず、勉強をせず営業努力も怠って業界自体も現在に至っています。
そのような中、やはり、お客様の喜びなしではやっていけません。私たちはお客様の笑顔を見るために、本当にいいサービスを本当に喜ばれるように、生意気かも知れませんが、感謝されるお客様をどれだけ創る事ができたのかが大切だと考えています。
しかし、現実は非常に厳しい。まずは、その訳をお聞きください。土地建物の売買の場合、売り物件はどうしても、知名度のある、信用力のある、大手に流れてしまいます。
買いの場合は、極端な話し、手数料が安ければと言われるお客さんもいらっしゃいます。要は業者などどこでもよく、ちゃんと取引が出来れば購入してくれます。 買うのはどこの不動産屋でも同じ!しかし、売るの時は、大手!と言う心理がはたらいています。
大手と街の不動産屋の大きな違いは、資金力・信用力はもとより、取引時の重要事項説明書などの書類関係など調査力と、丁寧さです。街の不動産屋は、道路・ガス・上下水道・隣地境界・道路関係などの面倒のかかる調査は最近やっと当たり前になってきました。全ての不動産屋がいい加減では決してありませんが、でも、私も含めてそうかも知れませんが、不動産屋などをやろうとする人は、一発逆転ホームランを狙うような、楽して儲けようと思う人が多いのも確かだとおもいます。
ワンダーランドの沿革は昭和33年に私の父が難波歌舞伎座裏で南新商事創業(不動産業 免許番号第1590号)。南新商事のお客様を受けつがず、平成2年敷津西に、何とか一年分の生活費を工面し有限会社ワンダーランドをオープン。ゼロからのスタートでした。
平成2年と言うと、バブルの絶頂期で土地を2~3週間も物件を抱くと数百万円も儲かるという時代でした。売買のお客様には金額も張るため、本当の歳(27歳)は言えず、33歳ですと嘘を言わないと信用もされません。
そして、不動産業さえすれば儲かると錯覚し、営業を始めたのですが、土地の値段も坂を転げ落ちるように下がり、なかなか売買の仲介ができませんでした。
私自身、まだ弱冠27歳で、妻と二人で事務所にいるだけで電話もかからず、月に1件賃貸の契約が出来れば良いほどで、売買などは皆無でした。幼い子供がいたために、事務所の2階には子供を寝さす部屋として2畳の和室(現在もあります)を作りました。妻と子を養うどころか、不動産業だけではどうにもならず、妻もパートに行き、そして、夜は子供が寝静まってから、なんとか輪転機のリースが通った機械で寒い冬も、暑い夏も、チラシ作成し、それを妻と二人で配りに歩きました。しかし、結果を出すことが出来ず。妻には迷惑ばかりをかけていました。
なんとか、かんとか5年ぐらい持ちこたえることができ、その頃から1人2人とスッタッフにも恵まれ賃貸にも力を入れ、売買と賃貸の両輪で営業を進め、おかげさまで、平成11年6月に、大阪市浪速区元町1丁目(私の実家)に2店舗目を出すことが出来ました。(2020年に難波店閉店)
いくらワンダーランドが儲らなくても、嘘をついて儲けたくはありません、お客様に喜んで戴き「また使ってやる」と言われなければと考えております。
皆様に支えられて、浪速区内の元町・敷津西・敷津東・大国・難波中・戎本町の木津中校区での売買・賃貸の仲介実績をあげられるようなりました。
その間、小学校や中学校のPTAの会長や地域のお手伝いをさせて頂くようになり、賃貸管理も雪が春の日差しで徐々に溶けるように、任せて頂けるようになりました。
今は、この様にいろんな角度から応援してくれた皆さんに感謝しています。現在スタッフは私・妻を含め7名(内宅建士6)です。
幸せ感は人それぞれ違うかも知れませんが、今ある自分は皆さんのおかげで生活できる事に心より感謝し、皆さんの喜んでいる顔を思い浮かべ、一意専心に物事にあたっていきます。
好きな言葉 死は好むべきにも非ず、亦悪むべきにも非ず。 道尽き心安んずる、便ち是死所。 世に生きて心死する者あり、身亡びて魂存する者あり。 心死すれば生きるも益なし、魂存すれば亡ぶるも損なきなり。 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。