大家さんの悩み～ペットの無断飼育～

　皆様、こんにちは(・∀・)

　私は動物が大好きで犬を２匹飼っております。

　賃貸物件のトラブルでよく耳にするのが「ペットの無断飼育」。

　ペット不可の物件にもかかわらず、ペットをこっそり飼っていた！！という賃借人の方がたまにいらっしゃいます。

　無断飼育の場合、割合としては犬より猫のほうが多いように感じます。犬よりも猫のほうが鳴き声が響きにくく、散歩も不要だからバレにくいという心理が働くのでしょうか。

　野良犬より野良猫のほうが多く、つい出来心で拾ってしまったというのも原因の一つでしょう。もちろん、ハムスターや鳥、爬虫類もれっきとしたペットなので、無断飼育はダメです！！

　ペット可物件のニーズは高いのですが、大阪市内ではペット可物件の数がまだまだ少なく、敷金のみならず賃料自体もペット不可物件に比べて割高になる傾向にあります。

　また、サイズや頭数に制限がある物件も多く、「小型犬１頭のみ可」はしばしば見かけるものの、猫ちゃん可能はさらに少ないのが現状です。

　猫は爪を研ぐ習性があり、クロスや床、扉などに傷をつけて傷めてしまう可能性が高く、排泄物の匂いも強いなどの理由からです。

　特に人気の１LDKや２LDK＋ペット可となると本当に僅少で、入居者様は（すなわち我々も）部屋探しに苦労しています。

　他の入居者様からの通報やクレーム、退去時の立ち合いで発覚することが多いです。

　決定的な証拠を押さえるのは難しいことが多いでしょうが、だからといって放置はいけません。無断飼育が発覚した時点ですぐに対応することが重要です。黙認していると、契約解除が難しくなる可能性もでてきます。

　①まずは話し合いや室内点検

　入居者に飼育をしている事実があるかどうかを確認する。


　②注意及び飼育の停止を求める、もしくは契約解除（退去）

　飼育停止をさせる場合は「○月○日までに飼育停止しなければ契約解除」など、明確に期限を決めることがポイントです。

　③原状回復費用の請求

　クロスの傷・破れ（特に足元付近や角、キャットタワーを置いていると天井付近に傷がある場合もある）、ドア・ふすまなど建具の傷、床・フローリングの傷・シミ、匂い、・・などなど。通常の原状回復とは違い、数十万円以上かかる場合が多く、かなり高額になります。場合によっては１００万円を超えるケースもあります。

　中には契約をとりたいがために「オーナーさんは遠方に住んでるのでバレませんよ」とか「ペットの件は聞かなかったことにします」とか言って、ペット不可物件でも勧めてくる不動産屋もあるようです。信じられませんね(ーー;)

　賃借人・入居者の方もこのブログを見ているかもしれないので言わせていただきますが、こっそり飼っているつもりでもバレます。いくら隠しても、退去時に部屋内を見れば不動産屋はわかります。無断飼育はやめましょう。

　飼い主からするとペットは「家族」。大切な家族だからこそ、責任ある行動をとらなくてはならないと私は思います。

⭐☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐

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