年末年始は空き巣にご注意を～マーキング編～

皆様、こんにちは(*'ω'*)

年末年始は次のような理由から特に空き巣や詐欺が増えると言われています。

・帰省や旅行などで留守にする家が多い

・お年玉や正月のお買い出し用など現金が普段より多めに家にある

・自営業の人は銀行が閉まるので支払い等のために現金を置いている

空き巣はリフォーム業者や廃品回収業者を装って下見をしていることもあるそうです！

そして近年、空き巣や詐欺グループ、悪質営業などがターゲットの家を見極める手段として「ポストのマーキング」を利用するケースが増えています。

郵便ポストや玄関付近に記号やマークを残し、住人の生活パターンや留守の状況を他の犯罪者に伝える手法です。

今回は、マーキングとその防犯対策について解説します。

マーキングには色々な種類・方法があり、暗号の使い方も犯罪グループそれぞれにより違うようですが、具体例を紹介します。

①シールの貼付

目立たない小さなシールをポストや壁に貼ることで、他の犯罪者に特定の情報を伝えます。例えば、「青いシールは夜に留守」「赤いシールは日中も無人」という意味がある場合があります。

②チョークやペンの記号

玄関やポスト近くの地面や壁に小さな×印や矢印、円を描くことがあります。「ここは入りやすい」「防犯カメラなし」などの情報共有の暗号として使われます。

③自然物の配置

意図的に置かれた石や葉っぱもマーキングの一種です。例えば、わざと玄関前に小石を置いてみて、時間が経っても住人が拾わない場合は留守が多いことを把握する、といった方法でターゲットの生活リズムを調べます。

④テープや糸

ポストやドアに透明なテープを貼る、または糸を結ぶ手法もあります。住人が気づかなければ留守が続いていると判断される恐れがあります。また、「高齢者のみの世帯」「防犯対策が手薄」などの情報を示すために使われることもあるようです。

【マーキングされやすい場所】

表札、インターホン、ポスト、ガス・電気メーターなどが多いようですが、最近では、少し離れた場所、例えば私道の入口や道路標識にまでマーキングされていることがあるようです。

【暗号の具体例】

M：男性　W：女性　S：一人暮らし　F：ファミリー　学：学生　赤：赤ちゃんいる　R・ル：留守　SS：土日休み　等々。。。

①写真を撮っておく

警察へ相談するときの証拠になります。周囲の状況も含めて鮮明に撮っておくのがポイントです。そして、マークを見つけたらすぐに警察に報告しましょう。緊急性のない相談や報告も専用窓口（#9110）があり受け付けてくれます。警察は地域の防犯状況を把握していますので、アドバイスや巡回強化を行ってくれるかもしれません。

 ②定期的な確認と清掃

ポストや玄関周辺をこまめに確認し、不審なシールや記号があればすぐに消す、取り除くことが肝心です。また、落ち葉やゴミなども放置せず、周囲を清潔に保つことで不審者がマークを残しづらい環境を作ります。

③防犯カメラの設置

防犯カメラを設置することで不審な行動を記録できます。実際に録画機能を使用しなくてもカメラが設置されているだけで犯罪の抑止力となります。

④モニター付きインターホン

防犯カメラは無くても、録画機能付きのインターホンを使っているご家庭は多いのではないでしょうか。（「録画しています」というシールを目立つように貼ってアピールしておくだけでも抑止力になるので、効果があります。）

⑤ポストの施錠・新聞や郵便の停止

ポストに鍵をかけることで、侵入窃盗や個人情報の漏洩を防げます。また、長期不在にする場合は、ポストにたまらないよう新聞や郵便は止めてもらいましょう。

⑥転送電話

不在であることが知られないよう、家の固定電話がある場合は、携帯・スマートフォンに転送設定にしておきましょう。

⑦住人同士の連携

近隣住民とのコミュニケーションを密にすることも重要です。怪しい人物や不審なマークを見つけた場合は、互いに情報を共有しましょう。防犯パトロールを定期的に行うのも効果的です。

空き巣などの犯罪者はターゲットの隙をついて行動します。

最近はオートロックのマンションも多いですが、「オートロックだから」「ゴミ捨てに２，３分出るだけだから」などと油断しないようにしましょう。高層階でも屋上からベランダに降りて侵入するといった手口も多いようです。

案外、玄関やベランダの無施錠で入られるケースも多いので、基本的な戸締りから見直すことも大切です。

日ごろから防犯意識を高め、自宅周辺の状況をチェックしましょう。

些細なことと思える対策でも、実践することで大きな効果を得られる場合があります。日々の生活に取り入れてみてください。

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