近所の再開発で地価が上がる? 不動産オーナーが見ておきたい“まちの変化”
不動産・相続について勉強中の、ワンダーランドMAIMAIです。
「最近あの通りのビルが解体されている」「駅前に囲いができて何か工事が始まっている」
そんな“まちの変化”に気づいたとき、オーナーとして意識しておきたいのが「再開発と不動産の価値」の関係です。
再開発は、一見すると遠い話のようでいて、物件の賃料相場や売却価格、空室リスクにまで波及する大きな要因になります。
なかには、再開発の動きを早期にキャッチして対応したことで、賃料を上げたり、好条件で売却できたという例もあります。
本記事では、不動産オーナーとして知っておきたい“まちの変化”の影響と、その活かし方についてご紹介します。
1. 再開発が地価や賃料に与える影響とは?
再開発とは、老朽化した建物やインフラを整備・刷新することで、地域の利便性・安全性・魅力を向上させる取り組みです。
国や自治体、民間事業者が主導する場合があり、規模や目的もさまざまです。
たとえば、駅前のバスロータリーの再編、複合商業施設の建設、病院や市役所の移転整備、広場や緑地の新設、道路の拡幅などが挙げられます。
こうした事業が周辺にもたらす影響は、想像以上に大きなものです。
再開発が進むと、人の流れが変わります。
新しく整備された駅前に人が集まりやすくなり、店舗出店や企業進出の需要が増え、それに伴って住宅ニーズも高まります。
利便性の向上や街のイメージアップにより、その地域が「住みたい街」「出店したいエリア」として認知されれば、自然と地価も上昇し、それに連動して賃料相場が上がることも珍しくありません。
また、再開発エリア周辺にある築古の建物は、「建て替えればより高く貸せる」「資産価値が高まるのでは」といった投資対象として注目されるケースもあります。
つまり、再開発の影響は直接的な接道や立地だけにとどまらず、その周辺一帯に波及する力を持っているのです。
2. 再開発情報をキャッチするには?
ただし、こうした再開発の恩恵を受けるには、できるだけ早く情報をキャッチし、備えておくことが重要です。
では、具体的にどこで情報を得ればいいのでしょうか?
■ 自治体のホームページや都市計画資料
市区町村の「都市整備課」「まちづくり推進課」などのページでは、都市計画図や再開発事業計画が掲載されていることがあります。
「〇〇再開発事業」「用途地域の変更案」「地区計画の公示」などの言葉が出ていれば要チェックです。
■ 都道府県や都市再生機構(UR)などの資料
大規模な再開発や国の予算を使う事業は、都道府県レベルやUR都市機構のWebサイトでも事業概要が公開されています。
特に民間事業と行政が連携する「PPP型再開発」などは、着手から完了まで数年単位で動きます。
■ 地元の不動産業者・建設業者からの情報
現地で営業を行っている不動産業者や工事関係者は、早い段階で開発予定地の売却情報や工事スケジュールを把握しています。
普段から会話をしておくことで、「まだ表に出ていない話」を聞けることもあります。
■ 議会報告や地域のニュース、町会だより
意外な情報源が、地域の議員が出している報告書や、町会・自治会が配布する通信などです。
再開発計画が話題に上っている場合、その背景や反対意見まで記載されていることもあります。
3. オーナーがとるべき具体的な対応
再開発の影響を見据えて、オーナーが検討できるアクションにはいくつかの段階があります。
● リフォーム・外観整備の時期を再考
駅前や商業エリアが整備され、人の流れが変わると、賃貸需要の傾向も変化します。
古いままの物件では見劣りしてしまう可能性があるため、再開発完了時期に合わせて、外装リニューアルや共用部の修繕を行うと、印象が大きく変わります。
● 賃料や募集条件の見直し
再開発によって周辺相場が上がれば、築年数が経っている物件でも、立地面での優位性を活かして条件変更(賃料・敷金・更新料等)を検討できるタイミングになります。
特に長期入居者の退去後など、募集タイミングと重なる時期を逃さないよう意識しておきたいところです。
● 売却・活用の戦略を立てる
再開発で注目されるエリアは、業者や投資家が動きやすいタイミングでもあります。
売却を検討していた場合、再開発に乗じて買い手が現れやすくなるため、条件次第でチャンスが広がります。
逆に、「建て替えて長期保有」も視野に入れることで、エリア価値の上昇を味方にした資産運用が可能になります。
4. まとめ
「まちの変化に気づけるかどうか」――それは、不動産オーナーにとって、資産を守るか伸ばすかを左右する分岐点にもなり得ます。
再開発は、ただ建物を建て替えるだけでなく、エリアのポテンシャルを底上げする事業です。
その変化の波をうまく捉えれば、物件のリニューアル計画・賃料調整・売却戦略など、あらゆる場面でプラスの選択が可能になります。
「最近、近くで工事が始まった」「駅前がきれいになってきた」
そんな些細な変化に気づいたときこそ、オーナーとして“動くべき時期”かもしれません。
あなたの物件の価値は、“まちの未来”とともに変わっていくのです。
不動産経営に関するご相談がある方や、不動産相続でお困りの方、賃貸物件をお探しの方も、お気軽にワンダーランドにご相談ください。
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