家賃保証会社とは?~契約時に気を付けるべきポイント~
不動産・相続について勉強中の、ワンダーランドMAIMAIです。
賃貸物件を契約する際、家賃保証会社の利用が条件となるケースが増えています。
特に近年では、従来の連帯保証人に代わり、家賃保証会社が主流になりつつあります。
しかし、その仕組みや契約内容について詳しく知らないと、思わぬトラブルや費用負担が発生することもあります。
1.家賃保証会社の役割とは?
家賃保証会社は、賃貸物件を借りる際に連帯保証人の代わりとして機能するサービスです。
借主が家賃を滞納した場合に、保証会社が家賃を立て替え、貸主(オーナー)への支払いを保証します。
その後、保証会社が借主に対して立て替えた金額を請求する仕組みです。
主なメリットとしては、以下のようなものがあります。
貸主側の安心感
家賃が滞納された場合でも、保証会社が迅速に対応するため、貸主にとってリスクを軽減できます。
借主側の利便性
連帯保証人が不要なため、親族や知人に保証をお願いする負担が減ります。
2.家賃保証会社の仕組み
保証会社の利用には、契約時に一定の保証料を支払う必要があります。
保証料は家賃の数十%~1か月分程度が一般的で、物件や保証会社によって異なります。
保証料の計算方法
家賃+共益費(管理費)を基準に、契約時に初回保証料を支払います。
例:家賃10万円、共益費1万円の場合、保証料が家賃の50%であれば5万5000円が必要です。
更新料の発生
多くの保証会社では1年ごと、または契約更新時に更新料が発生します。
1万円程度が一般的です。
立替金の返済義務
借主が家賃を滞納した場合、保証会社が立て替えた金額を返済する必要があります。
この返済が遅れると、延滞金が発生することもあります。
滞納による信用情報への影響
家賃を滞納し、保証会社からの請求に対応しないと、その情報が保証会社のデータベースに登録され、いわゆる「ブラックリスト」状態になります。
この状態になると、以下のような影響が出る可能性があります。
●新しい部屋を借りる際に審査が通りにくくなる
ほとんどの賃貸契約では保証会社の利用が必須になっており、過去に滞納歴があると審査で不利になります。
●信用情報に影響し、ローンやクレジットカードの審査に悪影響を及ぼすことがある
一部の保証会社では、滞納情報を信用情報機関に登録する場合があり、これが原因で金融機関からの借入れが難しくなる可能性があります。
家賃の支払いは単なる居住費の問題ではなく、将来の住宅契約や金融取引にも関わるため、しっかり管理することが重要です。
3.契約時に注意するべきポイント
家賃保証会社と契約する際に注意すべきポイントをご紹介します。
保証料や更新料の確認
保証料は保証会社によって異なるため、契約時にしっかりと金額を確認してください。
特に更新料が高額になる場合もあるため、契約内容に目を通し、不明点があれば管理会社に質問しましょう。
滞納時のペナルティ
家賃を滞納した場合、保証会社が立て替えた後の返済についても契約書に明記されています。
立て替え金の返済期限や、延滞金の計算方法を事前に確認しておくことで、トラブルを回避できます。
解約時の条件
保証会社との契約は賃貸契約に連動するため、賃貸契約を解約した場合に保証契約も終了します。
ただし、解約手続きが必要な場合もあるため、契約終了の条件を事前に把握しておきましょう。
家賃保証会社の審査基準
保証会社は契約前に借主の審査を行いますが、具体的な審査基準は公開されていません。
そのため、事前に審査基準を問い合わせても明確な回答が得られないことがほとんどです。
ただし、一般的に以下のような点が審査のポイントになると言われています。
●収入状況や職業
家賃の支払い能力を確認するため、収入や雇用形態がチェックされます。
●家賃負担率
収入に対して家賃の割合が高すぎると、審査に通りにくくなることがあります。
●過去の信用情報
クレジットカードの支払い遅延や携帯電話の分割払いの滞納があると、保証会社の審査に影響を与える可能性があります。
特に携帯電話の機種代を分割払いにしている場合、その支払いが遅れると信用情報に影響し、審査が厳しくなることもあります。
保証会社によって審査基準は異なるため、万が一審査に通らなかった場合は、別の保証会社を利用する選択肢がとられることもあります。
4.家賃保証会社のメリットとデメリット
メリット
●連帯保証人を立てる手間が省ける
近年は親族の連帯保証を求めない契約が一般的になっており、保証会社を利用することでスムーズに契約が進められます。
●突然の家賃滞納が発生しても、貸主との直接的なトラブルを避けられる
保証会社が一時的に立て替えるため、オーナーとの直接交渉を避けられる場合があります。
●物件の契約条件がクリアであれば、審査が通りやすい
一定の収入や安定した職業があれば、保証会社の審査に通る可能性は高くなります。
デメリット
●初期費用や更新料が追加で必要
保証料や更新料は保証会社ごとに異なり、借主にとって負担になることもあります。
●滞納時の返済義務が発生する
保証会社が立て替えた家賃は、後日借主が返済する必要があります。
●保証会社によって対応やサービス内容にばらつきがある
滞納時の対応やサポート体制は保証会社によって異なるため、利用者の負担感が違うこともあります。
保証会社は借主が選べるものではない
近年の賃貸契約では、ほとんどの物件で保証会社の利用が必須になっており、借主が自由に保証会社を選べるわけではありません。
多くの場合、オーナーや管理会社が指定した保証会社を利用することが契約の条件となっています。
そのため、「保証料が高いから別の会社にしたい」といった要望が通ることはほとんどありません。
しかし、契約前に保証料の金額や更新料、滞納時の対応などを確認しておくことで、予期せぬトラブルを防ぐことができます。
保証会社の契約内容については、管理会社を通じて確認するようにしましょう。
5.トラブルへの対応方法
保証会社との契約後にトラブルが発生した場合、冷静に対応することが大切です。
保証会社の契約は借主が自由に選べるものではないため、状況に応じた適切な対処法を考えましょう。
保証料が高額だと感じた場合
保証会社の利用は契約の必須条件であり、基本的に変更することはできません。
ただし、物件によっては複数の保証会社から選択できる場合もあるため、契約前に管理会社に確認してみるのも一つの方法です。
滞納時の立替金請求についてトラブルが発生した場合
家賃を滞納し、保証会社が立て替えた場合、その金額を借主が支払う義務があります。
返済が難しい場合は、まずは保証会社に連絡し、返済計画について相談することが重要です。
一部の保証会社では分割払いに対応している場合もあります。
放置すると延滞金が発生し、審査情報にも影響を与える可能性があるため、速やかに対応しましょう。
契約内容が不明確な場合
保証会社の契約内容に不明点がある場合は、契約時に交付された書類を確認し、管理会社に問い合わせるのが基本です。
事前にしっかりと契約書を確認してから、管理会社や保証会社に相談するようにしましょう。
6.まとめ
家賃保証会社は、借主と貸主の双方にとって安心を提供する仕組みですが、初期費用や更新料、滞納時の対応など、注意すべきポイントも多いです。
契約時には保証料や条件をしっかり確認し、不明点があれば管理会社や保証会社に相談しましょう。
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